編集部より

左から: Günter Gromeier (営業部門 取締役副社長), Christoph Hartung (社長) und Götz Nigge (オペレーション部門 取締役副社長)

読者の皆様へ

Real Times読者の皆様は、本号を開いて3つの新しい顔にお気づきになったことと思います。ETASは2021年初頭に取締役会の再編成を行いました。この機会に私たち3名の自己紹介をさせていただきます。3名の経歴や、この先に待ち受けている新しくエキサイティングな課題の数々に対する取り組みなど本号でお伝えしていきます。詳しくは55ページをお読みください。

昨年の前半以来、難しい課題が私たちの生活に大きく立ちはだかっています。このパンデミックにより世界は大混乱に陥いり、医療体制は大変な困難に直面しています。自動車業界も例外ではなく、現在、私たちは無数の課題を突き付けられています。ETASも同業他社と同様に、部品の供給不足といった影響を受けています。

ニューノーマルが求められる今、私たちは新たな連携の形を見いだす必要に迫られています。物理的距離をおくことや在宅勤務などの手段は当初から重要なことでしたが、ETASはさらに「困難を超えて、ともに前進を」という考え方をこれまで以上に推進していきます。また自動車業界は自動運転、e-モビリティからコネクティビティ、そして新たなビジネスモデルまで、数多くの課題に対応していかなくてはなりません。車載ソフトウェアを絶えず進化させ、市場投入期間を大幅に短縮し、しかも安全性を犠牲にしない新たな手法が求められています。そのためには、チームワークが何よりも大切です。- 急流を下るホワイトウォーターラフティングのように。川を見事に下りきるにはチームが一体となることが不可欠です。万一ボートが転覆しても、ライフジャケットなどの備えとチームの連携が整っていればメンバーは沈まずにすみ、全員が再びボートに乗って前進することができるのです。

ETASはすでに、車載ソフトウェアの開発を支援する将来有望なソリューションについて、広範なポートフォリオを提供しています。その他のさまざまな持続可能なアプローチについても、実現の準備を進めています。成功への鍵となるものは、アジャイル方式、クラウドベースのソリューション、そして完全に調和の取れた開発ソリューションです。その詳細については6ページから始まる、「未来に向けた新手法」に関する記事をご覧ください。

本号では、世界各地のユーザー企業様による素晴らしいプロジェクトの事例を紹介しています。日産のモデルベース開発、AudiによるEHANDBOOKの活用、Hyundai MotorsによるETAS ASCMO-MOCAの活用など、どれも興味深い内容となっています。また、計測データを人の五感の代わりに使う手法や、燃料電池用ECUのテストと妥当性確認を成功させる高度な技術を解説した記事も掲載しています。

皆さんはETASの舞台裏をのぞいてみたいと思いませんか?本号では、ETASがハードウェアの生産時に行うテストの方法や、それらのテストが製品の品質向上にどのように寄与しているかをレポートしました。また、INCAの誕生以来の歴史を簡単にですがご紹介しています。

それではどうぞ、今年のRealTimesをお楽しみください。ETASはユーザーでありパートナーである皆様とともに、力を合わせて新たな課題に挑んでいきたいと考えております。そして今後も、皆様の現在そして、これからのプロジェクトをサポートするために全力を尽くしてまいります。日頃よりETASに信頼をお寄せいただき、深く感謝を申し上げます。皆様のご健康をお祈りいたします。

Christoph Hartung, Günter Gromeier and Götz Nigge