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ETAS analytics toolbox (EATB)

大量の測定データ分析とレポート作成

画像は、ETAS解析ツールボックス(EATB)とPC画面上のユーザーフレンドリーなデータ可視化。

ETAS Analytics Toolbox(EATB)は、膨大な量の測定データに対し、検索・分析・可視化を短時間で可能にするレポーティングツールです。ECUソフトウェアの開発、テストベンチでのシステムテスト、実走行テストの評価など、さまざまな用途でご利用いただけます。データは、自由にプログラムできるスクリプトを介して、自動的に分析されます。

お客様のメリット

高性能

膨大な量の測定データを自動で高速処理します。

複雑なデータを明確化

関連イベントがひと目でわかります。

高い相互運用性

INCAからEATBおよび測定データアナライザ(MDA)に直接アクセスできます。

EATB - 生データからスマートな意思決定へ!

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EATBを使用して、数分で大規模な測定データセットを分析する方法を学びましょう。

ギャラリー

  • ETAS Analytics Toolboxのダッシュボード画面キャプチャ。車両ルートマップ、エンジン回転数と車速のグラフ、速度分布チャート、エンジン負荷ヒートマップ、および停止回数・最高速度・総走行距離を含む主要運転指標を表示。
    膨大な測定データセットを分析、可視化、報告する。
  • ETAS Analytics Toolboxダッシュボードに表示される全負荷エンジンマップ:トルク、ラムダ、吸気量、排気パラメータをエンジン回転数に対してプロットしたもの。
    EATBライセンスが利用できないマシンでも開ける、独立して共有可能なレポートを作成します。
  • ETAS Analytics Toolboxのスクリーンショット。測定データを詳細解析のためにMDAで開くオプション付き。車両データの概要から信号検査までのワークフローを示す。
    ツール内のどこからでも、MDAの詳細な分析に飛び込むことができます。
  • ETAS Analytics Toolboxのスクリーンショット。車両速度、エンジン負荷、エンジン回転数の可視化を表示(棒グラフ、散布図、時系列グラフを含む)。
    GUIベースのConfig Creatorを使用してEATBレポートを作成するか、PythonまたはMATLABでレポート構成をスクリプト化します。

特長

トラフィックライトのロジックを示すETAS分析ツールボックスのユーザーインターフェース

ETAS Analytics Toolbox(EATB)は、適合エンジニアやソフトウェア開発者が、膨大な量のデータを素早く概観し、偏差を特定できるように設計されています。データ分析には、測定結果の偏差の許容範囲を定義したユーザー定義のテスト基準を使用することも可能です。これらの基準はテンプレートとして保存することができます。

レポートにはグラフィカルユーザーインターフェースが用いられ、結果は交通信号の色で表示されます。正しく適合されたパラメーターは緑色、限界値からの偏差が基準範囲内にあるものは黄色で表示されます。偏差が指定範囲を超えたものやテンプレートに定義されていないものについては、赤色になります。領域内の1か所でも基準範囲を超過した場合はその領域全体が赤色で表示されるので、詳細な故障解析を行うべき対象を一目で特定できます。

この対話型レポートは中央のウェブサーバーに保存することができます。プロジェクトのメンバーは、標準的なウェブブラウザーを使用して、場所を問わず同じデータセットに同時にアクセスできます。モバイルデバイスからもアクセスは可能です。レポート履歴には、全レポートの記録が含まれます。

テンプレートも中央のウェブサーバーに保存されるため、すべての開発エンジニアがテンプレートライブラリを共有して活用することができます。テンプレートの再利用は作業時間の短縮につながります。また、エンジニアリングチームのメンバーは、継続的に構築されるナレッジベースを活用できます。

このビジュアルは、自動化されたユースケースによってワークフローがどのように最適化されるかを示す図である。

分析、レポート作成、再適合: EATBは、ETASの他の適合/計測/診断ツールチェーンとスムーズに組み合わせることができるよう、PythonまたはMATLAB®ベースのテンプレートを使用しています。

EATBはオープンシステムのスタンドアロン製品として使用できますが、ETAS製品やサードパーティ製品との互換性もあります。特に、性能を最大限に発揮できるのは、他のETAS製品と組み合わせて使用したときです。

EATBには、2とおりのワークフローがあります。まず、車両または車両環境(ETAS INCAなど)からのデータを生成して測定データファイル(MDF)に変換します。個人のPC上でEATBを用いてMDFファイルを分析します。

EATBは、ユーザーが自由に定義できるパラメーターを備えたプログラミング済みテンプレートを使用して、自動的に大規模なデータの検索、構築、分析を実行します。これにより、エラーが発生する可能性が減り、作業時間が最小限に抑えられます。

その後、EATBは対話型レポートを作成し、各プロジェクトメンバーに測定結果の概要を提供します。このレポートにより、ECUソフトウェアの改良に向けて後工程で調整すべき領域を容易に特定することができ、さらにデータを計測データアナライザ(MDA)に読み込んで目的の領域を詳細に分析することができます。

自動化されたユースケースにおいては、開発チームの効率性を大幅に向上させることができます。その後の各種テストによって生成される測定データは、サーバーに自動的にアップロードされ、定義済みテンプレートに基づいてEATBで分析されます。そして開発チームは、テストの直後に明確に構造化されたレポートを受け取ることができます。

PythonまたはMATLAB®ベースのテンプレートに基づいて分析が行われ、レポートが生成されます。テンプレートにはパラメーターや限界値などのさまざまな基準を定義することができ、それらがMATLAB®によって正確に処理されます。

ユーザーは、テンプレートのデザインを自由に変更し、カスタマイズすることができます。

システムのオープン性にはさらなる利点があります。テンプレートを使用することで、専門知識を社内で蓄積することが可能です。大きな手間もなくテンプレートを追加できるので、プロジェクトのメンバーは、車両バリアントごとの差異をすぐに特定して理解することができます。

作成されたテンプレートは、社内の別のチームやスタッフがそのまま使用できるよう、中央のウェブサーバーに保存され、再利用が可能となります。結果、時間が経つにつれ、社内の専門知識が蓄積した大規模なテンプレートライブラリが構築され、これを利用することで効率性がさらに高まります。

このビジュアルは、グラフィカルで魅力的なEATBレポートのブラウザ・スクリーンショットである。

レポートの双方向性により、データ分析の選択肢がさらに広がります。利用可能なデータを様々な詳細レベルで探索し、分析を徐々に微調整することができます。チャートを画像ギャラリーとして出力することも可能で、フィルターを使用して測定データを簡単に選別することもできます。

EATBには豊富な表示オプションがあります。たとえば、統計的な測定値を最大4軸上に分かりやすく表示することができます。

以下の表示オプションがあります:

  • 測定値ペアの散布図/点群
  • 度数分布を可視化するヒストグラム
  • 時系列データを可視化するタイム・プロット
  • ジオロケーション・データを可視化するGPSマップ
  • 診断頻度をチェックするための最小-最大チャートの表形式
  • 6ビットおよび7ビットのINT8値による測定値からのIUMPR比

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