詳細

INCA メインウィンドウ

選択したプロジェクトの詳細情報が右側に表示されたINCAのメインウィンドウ

INCAメインウィンドウでは、INCAソフトウェアのデータベースが分かりやすく階層構造で表示され、データベースに格納されている以下のようなコンポーネントへ簡単にアクセスすることができます。また、データのコンフィギュレーションや修正、セットアップ、エクスポート/インポート等の処理を行うことができます。

  • ハードウェアコンフィギュレーションエディタ
  • 実験環境
  • CDM適合データマネージャ
  • MDA測定データアナライザ

ワークスペース

ワークスペースは、適合や測定の作業に必要なすべての情報を包括し、データセットや実験環境、ハードウェアコンフィギュレーションをデータベースから選択することができます。次のステップでこれらのアイテムを適当なエディタで開いて、コンフィギュレーションを行います。

ハードウェア設定エディタ

ハードウェア構成エディタに表示されたファームウェアの図と接続状態

ハードウェア設定エディタでは、オンライン環境で実験を行う際に使用する測定・適合用ハードウェアの設定を行います。

接続されるハードウェアの種類やプロトコル等が階層的に表示されます。また、各デバイスの設定(例えばES650の測定チャンネル設定)を行うダイアログが用意されています。

実験環境

3Dエディタによる実験、重ね合わせて表示した特性曲線、計測ウィンドウ、オシロスコープ

実験環境には、測定・適合作業に必要なユーザインターフェース環境を設定するためのさまざまな機能が用意されています。

実験環境は個々の作業ごとに構築可能で、測定と適合を同時に処理しながら、並行して多数のデバイスへアクセスすることができます。

測定・適合変数を割当てるウィンドウには、以下のような表示形式を自由に設定できます。

  • オシロスコープ
  • 棒グラフ
  • テーブルエディタ
  • グラフィカルエディタ
  • 適合シナリオエディタ

また、一つのウィンドウで複数のレイヤを定義して画面下のタブで切替えるといった便利なレイヤ機能があり、多数の変数を同時に表示する必要があるような場合でも、快適に作業を進めることができます。

実験環境は、専用の制御要素と表示要素で拡張できます。 上の例は、動画グラフ(エンジンと計器のクラスタ)と、スライドコントロール、動画ロードマップを示したものです。

適合シナリオエディタ 

適合シナリオエディタ 

適合シナリオとは、ECUにおける適合変数の構成可能なセットの設定のことです。 適合シナリオエディタでは、複数のパラメータセットの適合シナリオを定義できる他、それらの定義をECU上で簡単に有効にできます。 これは、複雑な機能について異なるパラメータ設定を比較するのに便利です。 適合シナリオは、適合データファイル形式で保存、交換できます。

適合シナリオエディタでは、特性曲線の選択したセグメントやプログラムマップを基準値にリセットすることもできます。 オプションでは、特性値をリセットすると、関連したx軸点もリセットできます。 選択したパラメータは、適切なエディタに表示され適合が行われます。

変数選択ダイアログボックスと実験環境設定エディタ

フィルタ、ラスタ割り当て、パラメータ概要機能を持った変数選択ダイアログ

変数選択ダイアログボックスには、現在の環境で定義されるすべての測定・適合変数が表示されます。このリストから実験に使用する変数を選択し、測定変数のサンプリングレートを指定することができます。

フィルタリング機能や検索機能により、効率的な変数選択が可能です

実験環境設定エディタには、実験環境に割当てられた測定・適合変数と、それらの表示設定のすべてが表示されます。カスタムディスプレイ及び制御要素はオープンインターフェースにより設定エディタに統合されます

  • ビデオ : 機能紹介 INCA 変数選択 及び 実験環境構成ダイアログ ダウンロード

メモリページマネージャ

メモリページ管理ダイアログ

プログラムコードや適合データはECUおよびINCAにページ単位で保存されます。PCとECU間のデータ転送は、メモリページマネージャによって操作されます。操作の実行前に、内容をグラフィック画面で確認することができます。メモリページマネージャでは、以下のような操作を行います。

  • ECUへのダウンロード
  • ECUからのアップロード
  • チェックサムの照合
  • ECUやメモリエミュレータ(ETK)へのフラッシュ書き込み

適合データマネージャ (CDM)

選択したパラメータを処理する適合データマネージャ

適合データマネージャCDMは、INCA内で作成されたプロジェクトのデータセットについて、以下のような処理を行うツールです。

  • データセットのリスト作成、目的別に各種の出力形式をサポート(ASCII、HTML、PDF フォーマット)
  • データセット間で適合値を比較、比較結果を出力
  • データセット間で適合値をコピー、コピー結果を出力
  • CVX、DCM、PaCo、CDF フォーマットヘ適合データを出力
  • ASAM規格準拠中間フォーマットMSRSW V3.0を通じ、客先固有の変換フォーマットを統合

CDMは物理レベルで動作するため、複雑な変換処理は不要です。処理は即時に行われ、適合値や比較結果に速やかにアクセスできます。

MDA計測データアナライザ

MDA計測データアナライザ

MDA計測データアナライザでは、計測データを表示し、解析します。 MDAの表示機能にはグラフ、表形式、統計があります。 MDAには、表示ウィンドウの同期ズーミングとスクロール機能、そしてイベント検索機能など、便利なさまざまの機能が用意されています。 MDAの信号解析では、お客様別のアルゴリズム用のインターフェースを利用できます。


ドキュメントについては、MDAには、計測ウィンドウを標準レイアウトで印刷する機能と、MDF形式やASCII形式による計測データのエクスポート機能があります。

INCAとの統合

  • INCAで計測が完了すると、MDAで計測データを自動的に表示
  • INCAによるデータ記録時にスナップショットを表示
  • 標準偏差