INCA V7.5.3
New functions:
- Updated OBDonCAN and OBDonUDS ODX projects
- Support for the new standard version SAE J1979-DA 2024-04.
- J1939 support for CAN-FD as a transport layer
- Monitoring of CAN signals based on J1939-22.
- Enhancement of the system mapping dialog
- The dialog now opens automatically when at least one expected connection is available and changes have been made to the HWC setup since the last use.
- It is now possible to open the mapping dialog manually.
- COM-API – Creation of an empty dataset
- Enables uploading data from the ECU into the empty dataset.
- MC Gateway – Access to microprocessor-based controllers
- Allows the measurement of internal variables in user-specific applications running in an AUTOSAR Adaptive environment on a microprocessor.
- ETK – Multiple DAQs per raster
- Supports the measurement of up to 64,260 signals per raster.
- MCE – Direct ECU access via MCE-PC
- High-speed data transfer for XCPonETH, XETK, and FETK test benches.
- ES570 integration into INCA
- Four channels for automotive Ethernet 1000Base-T1.
- Configurable for up to 2x TAP (with fail-safe relay) for AE ports.
- ES134 integration into INCA
- LIN-to-Ethernet converter.
- Expands the ETAS hardware portfolio with two LIN channels.
-
現バージョンのINCA V7.4 Service Pack(サービスパック)をダウンロードします。 (最近のService Packsも含みます)
-
現バージョンのINCA V7.3 Service Pack(サービスパック)をダウンロードします。 (最近のService Packsも含みます)
-
現バージョンのINCA V7.2 Service Pack(サービスパック)をダウンロードします。 (最近のService Packsも含みます)
-
ETK用ドライバ&ツール ETK用ドライバ&ツール(ETK Drivers & Tools)インストールパッケージにより、既存のINCAソフトウェアを拡張してETK固有の機能や修正を追加して更新を行うことができます。
INCA V7.5.2
新機能:
- CDM - 複数列表示 - インデックスを列のヘッダに表示
- より読みやすくするため、インデックスが列のヘッダとして表示され、データセットの名前は別のリストで表示されます。
- インデックスにカーソルを合わせると、データセットのパスと名前が2行に分かれて表示されます。
- COM-API - FETKのデバイス選択(A2Lファイル)の変更
- デバイスの選択を、ハードウェアコンフィギュレーションで手動で、またはINCA COM-API経由でリモートで行うことができます。
- 実験 - 新たな測定ウィンドウ "セル電圧グラフ "
- バッテリ電圧の絶対値をグラフ表示し、最小値または最大値から外れていると異なる色で表示します。
- EV用測定ウィンドウをXDAファイルにエクスポート
- INCA は実験環境の EV用測定ウィンドウを XDA ファイルに保存します。MDAで測定データを閲覧する際、INCAでの記録時と同じ測定ウィンドウが表示されます。
- 変数選択ダイアログとオシロスコープ測定ウィンドウに物理単位を表示
- デフォルトで“単位”列が表示され、シグナルを単位でソートすることができます。
- AUTOSAR - SecOC「認証情報」信号
- 鮮度値(Freshness)」と「認証情報(Authenticator)」がシグナルとして利用できるようになりました。
INCA V7.5
新機能:
- イーサネットネットワークマッピング
- イーサネットデバイスにおいて、ネットワーク設定はデバイス側に保存されます。INCAは、その設定をデバイスから読み取り、同期します。
- AUTOSAR – 異なるサイズの「内包されるPDU」のモニタリング
- ディスクリプションの定義とは異なるサイズのPDUに対応
- OBDonCANおよびOBDonUDS ODXプロジェクトの更新(SAE規格J1979-DA 2023-05に対応)
- 既存のプロジェクトを最新の規格に準拠し更新
- LABファイル – オプション:
- 適合データマネージャおよび実験環境で使用するLABファイル用の個別の設定に対応
- ASAP2トランスフォーマ – 64ビットアプリケーションであるINCAが32ビットDLLに対応
- 32ビットDLLも使用可能な64ビットラッパーを提供
- 変数設定ページの変数プロパティペインに新たな列を追加
- 異なるデバイスの変数を識別するための追加情報を提供
- 再接続モード、測定エラー時の処理、フレームフィルタリングの事前設定
- 新しく作成するINCA専用デバイスに向けて個別のデフォルト設定が可能に
- AUTOSAR – シグナル名”ISignal names”/”SystemSignal”の切り替え
- AUTOSARが異なるシグナル名に対応していることを踏まえ、INCAでは、2つのシグナル名(”ISignal names”/”SystemSignal”)の切り替えが可能に
- VSD – VSD – LABファイルから読み取った測定配列のラスタの表示を改善
- LABファイルに定義されているラスタを示す新たなシンボルを追加
- ES58x.2のサポート
- 8 MBaudまで対応可能
- MATLAB – MATLAB 2024Aをサポート
- INCA MIPおよびINCA SIP の最新MATLABバージョンへの対応
- INCA-VN-Converter(INCA Variable Name Converter: 変数名コンバータ)
- 正規表現を使用して実験環境内の変数名を変換
INCA V7.4 サービスパック7
新機能:
- INCA - INCA実行中のWindowsのシャットダウンを回避
- Windowsシャットダウンを行おうとすると、INCAが実行中であるというメッセージを表示し、Windowsのシャットダウンを回避することが可能に。
- 実験環境 - 新しい測定ウィンドウ「セルアンバランステーブル」を導入
- 電池に分散しているセンサーの分かりやすい概要表示に対応
- 「変数の選択」ダイアログボックス - 測定配列のラスタ割り当て状態の表示の改善
- 測定配列の要素がすべて割り当てられているか、一部だけ割り当てられているかを明示
- DAQベースの測定コンフィギュレーションのエクスポート
- 選択した測定コンフィギュレーションをZIP形式でエクスポート
- CAN XLのサポート
- 拡張CANプロトコル
- ODX – OBDonCAN/OBDonUDSプロジェクトの更新( SAE規格J1979-DA 2022-03に準拠)
- 最新のOBD標準に対応
- INCAサービスパックインストーラー
- INCA-CAN-Traceアドオンの追加
- SOME/IP Service Discoveryを介した通信による測定
- 専用の測定シグナルで測定を実行
- MATLAB – MATLAB 2023Bのサポート
- 最新のMatlabのバージョンに対応
INCA V7.4 サービスパック6
新機能:
- 実験環境 - 電池セルのバランスの崩れを表示するウィンドウ (セルアンバランステーブル)
- 電池の大まかな概要の把握が容易に
- MACsecのサポート(SOME/IPおよびイーサネットモニタリング)
- MACSecのヘッダを検出し、暗号化されていないペイロードの読み取りが可能に
- XCP on ETH - すべてのトランスポート層の一覧表示
- ハードウェアコンフィギュレーションで、要求されたトランスポート層をドロップダウンリストから選択可能に
INCA V7.4 サービスパック 5
新機能:
- MDF – アンダースコアを含まない配列インデックスに対応
- 他のツールとの互換性向上のため、測定配列のインデックスの扱いを改善
- XCP on CAN / XCP on Ethernet - STATIC DAQのバス負荷計算に対応
- 動的計算機能の強化
- AUTOSAR – ソケットアダプタのサポート機能を強化
- PDU向けの新たな構造のサポート
- エディタ - デバイス名でのソートに対応
- 変数の並び順ダイアログでデバイス名での並び替えが可能に
- VSD - 変数設定ページでの全レコーダの一括設定に対応
- デフォルトレコーダと並行してバックグラウンドレコーダの設定が可能に
- データベースマネージャ – 割り当て済みのプロジェクトへの移動メニューが追加
- INCAデータベース上での割り当て済みのプロジェクトの検索性が向上
- ハードウェアコンフィギュレーションエディタ – プロジェクトの割り当て解除
- デバイスに割り当て済みのプロジェクトの解除に対応
- ハードウェアコンフィギュレーションエディタ – プロジェクトの割り当てダイアログの改善 - プロジェクトの検索機能を追加
- プロジェクトを検索して割り当てが可能に
- ハードウェアコンフィギュレーションエディタ – フラッシュ書き込み後に自動で実施されるハードウェアの再初期化の無効化に対応
- 複数台のデバイスのフラッシュ書き込みが必要である場合に複数回初期化が実施されることを回避
- MATLAB 2023A
- INCA-MIPとINCA-SIPのMATLAB 2023Aへの対応
- INCA-ODX – OBD GUIのOBDonUDS規格 (SAE J1979-2) およびZEVonUDS規格 (SAE J1979-3)への対応
- OBDのGUIが OBDonUDSおよびZEVonUDS規格のデータ、サービスをすべてサポート
INCA V7.4サービスパック4
新機能:
- Windows のデフォルトブラウザの対応
- WindowsのデフォルトブラウザかINCA専用のブラウザの選択が可能に
- ハードウェアコンフィギュレーションにETASデバイスのWebインターフェースへのダイナミックリンクが追加
- ETASデバイスの設定を編集
- AUTOSAR
- LINのサポート
- API経由のハードウェアコンフィギュレーション
- XCPonETH パラメータ
- オンボード診断
- OBDのGUIがSAE J1979-2規格(OBDonUDS)に対応
- インポート
- インポート画面の一覧にアイテム種別を示すアイコンを追加
- 変数設定ダイアログボックス
- 選択中のウィジットにフォーカスを合わせて開く
- ETAS Virtual Networks(仮想ネットワーク)
- CAN/CAN-FD モニタリング
- バスモニタリングとXCP on Ethernetを並行して実行
INCA V7.4サービスパック3
新機能:
- さまざまな方法でINCAに接続するデバイスの初期化が可能に
- 特定のデバイスを選択し初期化
- LABファイル(ラベルファイル)フォーマット V1.3の対応 - デバイス情報に関するサポートの拡張
- LABファイルに追加されたデバイス情報によってデバイス固有の検索にLABファイルの使用が可能に
- 実験環境(EE) - INCAや実験環境を閉じることなくXCPとの接続を無効化
- 周期的なXCP要求によって中断されることなくECUのスリープモードへの移行が可能
- ES882.2/ ES891.2/ ES892.2 – 8MBaudのサポート
- ES882.2、ES891.2、ES892.2をサポート。CAN FDではデータ転送速度8Mbaudに対応
- INCA-SIP – MDF書き込みを行うための詳細設定に対応したGUI
- シミュレーションコールバックの停止時にファイル名にインクリメントカウンタを自動で付加しエクスポートが可能
- INCA-SIP – 共有コンフィギュレーションのサポート
- モデルに紐づけられていない外部のコンフィギュレーションセットをサポート
- MATLAB – MATLAB 2022Bをサポート
- INCA-SIPとINCA-MIPにおいて新しいMATLABのバージョンをサポート
- MCE – iLinkRT V3.0でIPv6をサポート
- IPv6プロトコルのサポート
日本語 INCA V7.4 SP2
- ハードウェアの並列初期化に対応
- ハードウェアの初期化処理の高速化
- CDM - グリッドエディタ
- ソースとターゲットデータセットの編集
- CDM - バッチ操作でデータセットのリスト取得の対応
- CDM(適合データマネージャー)のCOMインターフェースの拡張
- VSD - 「変数リストのエクスポート」でExcelの新フォーマットに対応
- 変数の概要をExcelフォーマットに出力
- ETK 関連の機能
- BR_XETK-S3.0C
- BR_XETK-S4.0B
- HWCでデフォルトデバイスのIDを表示
- AUTOSAR Release 21-11に対応
- AUTOSAR ディスクリプションファイルが最新のフォーマットで読み込み可能
- 実験 - 測定ファイル保存のオプション設定ダイアログ「出力ファイルのプロパティ」での変数取り扱いの改善
- ファイル名への変数使用の明確化
- VSD - ラベルファイル(.LAB)の作成単位がより明確に指定可能に
- ラベルファイルのレイヤー単位、ウィンドウ単位での作成に対応
- ES132 - CAN / CAN-FD とのイーサネット接続によるINCA対応
- MATLAB - MATLAB 2022A対応
- INCA サービスパックインストーラ - HSPアップデートツール追加
- INCA-ODX - OBDonUDSのサポート
- SAE J1979-2 2021-04に基づくOBDonUDS規格に準拠
- INCA-ODX - SAEJ1979-2 (OBDonUDS)対応のODXプロジェクト
- SAE J1979-2およびSAE J1979-DA 2021-04 に従って更新されたサービス
INCA V7.4 サービスパック 1
INCA COM-API
-
レコーダの実行中にキーと値のペアをMDFレコーダファイルに追加することが可能に
-
適合変数の値をリファレンスページの値にリセットするメソッドを追加
仮想LAN (UDP)
-
XCP VLAN – ES886.2 およびVectorハードウェアを介したIPv4/IPv6タグ付き通信をサポート
-
XCP VLAN –XCPトランスポート層インスタンス名でVLAN/IP設定を定義
-
ローカルNICのサポート
ハードウェアサポート
-
VXコンフィギュレーションファイルのVXデバイスへのアップロード
-
イーサネットフィルタ設定の調整
-
Vector VN1670をサポート
フラッシュ (ProF)
-
UDS on CAN/CAN-FDのファンクショナルアドレッシングをサポート
Flexrayアドオン
-
FLX STARTUPノードコンフィギュレーションを拡張
テストベンチ向けのMCEアドオン
-
iLinkRT V3 – レコーダの実行中にキーと値のペアをMDFレコーダファイルに追加することが可能に
ODXアドオン
- SAEJ1979-DA 2021-04規格に準じたOBDおよびWWH-OBD ODXプロジェクトの更新
EIPアドオン
- E-TARGETワーキングページのフラッシュ書き込み中におけるデータフリーズをサポート
INCA V7.4 – 概要
INCA V7.4はWindows 11に対応しています。
新機能:
- MDFファイルへのGROUP情報と FUNCTION情報の書き込み
- AUTOSAR Release 20 – 11に対応
- COM API: Get / Set に対応する可能なユーザーオプションを追加し、操作性を向上
- CDM: 出力ファイル名に日付/時刻をより柔軟に挿入するための各種変数を追加
- VN5650: CAN-FDサポート
- VN5430: イーサネットサポート
- VN5611/VN5612: イーサネットサポート
- INCA-MCE: iLinkRT V3 – ユニキャストによる測定データ送信
- INCA-SIP: GUIからのMDFの書き込みが可能に
- XCP: GET_TIME_CORRELATIONのビジー応答に対応し、時刻同期サーバーとのずれを回避
最新のINCAリリースについての詳細は、What’s New(英語)をご確認ください。
INCA V7.3 サービスパック 6
- MCE: iLinkRT V3の新コマンド(ワークスペースの変更、HEXファイルの変更など)
- XCP: DAQ構成の最適化(ODTエントリの最適化によるRAM消費量の削減)
- XCP: キーワードHOST_NAMEをサポート
- ETK: アドバンスドコードチェックにおける不整合検出時の処理を改善
- XCP on FlexRay: AUTOSARファイル内のXCPマスタノード情報が不要に
- 複数のAUTOSAR ECU抽出ファイルの読み込み: SOME/IPモニタリングに対応
- レコーダ設定: 測定ファイル名に使用できる変数(日時、カウンタなど)を拡充してUI上の変数挿入機能を向上、制限付きで既存のCOM-APIとの互換性を確保
- INCAデータベース: アイテムツリーの状態(フォルダ展開/省略、選択アイテムなど)を保存
INCA V7.3 サービスパック 5
- iLinkRT V3: マルチクライアントのテストベンチをサポート
- iLinkRT COMマスタ: FLOAT64に対応
- COM-API: INCA-FLOWとASAP3の同時実行が可能に
- ASAP2: キーワードCALIBRATION_ACCESS
- ASAP2: キーワードALIGNMENT_FLOAT16_IEEE
- Vector HW: ETHホストポートでINCAに接続可能
- CANコントローラ: CAN/CAN-FDのモニタリング/トレース用パラメータを追加
- モード設定(アクティブ/パッシブ)
- セルフ受信(ON/OFF)
- 複数のAUTOSAR ECU抽出ファイルの読み込み:ファイル数を増加、イーサネットクラスタへの対応など
- xETKコンフィギュレーションツール: メッセージウィンドウの刷新
- XETK/FETK: INCA用パラメータ「オーバーロード発生時の処理」を追加
- 以下のHWやSW開発ツールに対応:
- VN5620
- VN891x
- VN8972
- MATLAB 2021A
- ETASライセンスマネージャ: 新しいライセンステクノロジーへのスムーズな移行をサポート
INCA V7.3サービスパック4
- AUTOSAR: 新しいグループフィルタのサポート
- XCP: AUTOSARシングルポインタメソッド – 1ページコンセプト、INCAによるチェックサム照合
- ES6xxモジュール: Excelファイル(CSV)からモジュールパラメータをインポート
- レコーダ: 適合情報の保存 (ビッグデータ対応)
- Prof: XCP on FlexRay によるフラッシュ書き込み
- ODXアドオン: OBD/WWH-OBD用ODXプロジェクトを更新して最新のSAEJ1979-DA 2019-05に対応
- XETK/FETK: ハードウェア初期化時の再設定操作を簡素化
- マシンベースライセンス: FNPライセンスをFNEライセンスに移行
- OS: Windows Serverに対応
- SIPアドオン: FMUブロックの基本的なサポート
INCAサービスパックについての詳細は、サービスパックに含まれる “What´s new” [英文]に記載されています。
INCA V7.3 サービスパック 3
- XCP V1.4 – CONSISTENCY EVENT LISTと DATA_SIZE の併用
- AUTOSARファイルを用いた UDS on FlexRay によるフラッシュ書き込み
- Luaスクリプトによるフラッシュ書き込み
- Vector Virtual CAN – INCAに統合
- 使用できるハードウェアモジュール数の増加
- MATLAB – MATLAB 2020Bに対応
- AUTOSAR – R19-11に対応
- AUTOSAR – 被参照AUTOSARファイルの読み込み
- AUTOSAR – 複数のサブディスクリプションファイルの読み込み
- AUTOSAR – I_SIGNAL_TYPE 配列のマルチバイトエレメント
- ASAP2 - 「離散値」プロパティの設定
- ECUのクラスタ化
- Vector VX113x – INCAに統合
- 「HWイネーブルビット」についてのご案内
- ASAP2 – LAYOUT未定義の多次元測定変数の扱いを変更
最新のINCAリリースについての詳細は、What´s new(英語)をご確認ください。
INCA V7.3 Service Pack 2
- レコーダ – 適合情報の保存(ビッグデータ対応)
- ES4xx: CVSファイルからのチャンネルパラメータのインポート
- INCA – ユーザーインターフェース用言語の切り替え
- XCP: AUTOSARシングルポインタ適合メソッド
- XCP V1.4 – 測定用キーワード CONSISTENCY_EVENT_LIST のサポート
- XCP V1.4 – CANにおける効率的なDAQデータ転送(MEASUREMENT_SPLIT_ALLOWED)のサポート
- XCP V1.4 – 測定用キーワード CONSISTENCY NONE のサポート
- XCP V1.4 – パックドモードのDAQをサポート
- ES16x – 車載イーサネットコンバータ
- INCA-MCE – ASAP3インターフェースにiLinkRTを統合
- INCA – PC固定ライセンスがFlexNet Embeddedライセンスに対応
最新のINCAリリースについての詳細は、What's New(英語)をご確認ください。
INCA V7.3 サービスパック 1
- DoIP – UDS on Ethernetによる計測/適合
- レコーダー – ビッグデータとしての計測値の活用に向け、適合情報を記録ファイルに含めることが可能に
- AUTOSAR – SOME/IPプロトコルにおけるE2E(End-To-End: エンドツーエンド)保護
- AUTOSAR – V4.4 をサポート
- XCP V1.4 – パックドモードのDAQリストをサポートし、通信効率を改善
- ローカルネットワークカードを用いたイーサネットとSOME/IPのモニタリング
- CAN/CAN-FD – 1つの物理チャンネルに複数のCANモニタリングデバイスを割り当てることが可能に
- IPマネージャ - IPアドレスの自動再割り当てを有効/無効にするオプションを導入
- INCA-SIP/INCA-MIP – MATLAB 2020aをサポート
- INCA-SIP – 参照モデル機能を強化
- INCA-SIP – ユーザーインターフェースを改善
最新のINCAサービスパックについての詳細は “What's new” [英語]でご確認ください。
INCA V7.3 概要
V7.3においてINCAは64ビットネイティブアプリケーションとなりました。ご使用には64ビットのWindows OSが必要になります。
64ビットアプリケーションの利点
- メモリ: PC上のメモリ制限がなく、64ビットWindows OSが扱える範囲のメモリをすべて使用することができます。
-
性能:
- バッファに大量のデータを格納できるため、ハードディスクの読み書きの頻度が抑えられます。これにより、実験環境におけるレイヤ切り替えなどの処理が高速化されました
- 大容量の計測データのバッファ
ハードウェアから長時間にわたって計測データを取得する際に、大量のデータを一度に測定ファイルに書き込むことが可能です。
- 将来性: 64ビット用の特殊なOSコマンドがすべて利用可能です。
- 安定性: メモリ不足状態が起こりにくくなるため、INCAの動作が安定します。
INCA V7.3のその他の新機能
- 記録データに適合メタデータを追加
- 同一ポートで複数の車載イーサネットプロトコルをサポート
- ハードウェアの再初期化を高速に行うための「差分ダウンロード」オプション
- INCA V7.2のライセンスをそのままINCA V7.3で使用可能
最新のINCAリリースについての詳細は、What's New(英語)をご確認ください。
INCA V7.2サービスパック17
本サービスパックの内容は、不具合修正のみです。
INCA V7.2サービスパック16
本サービスパックの内容は、不具合修正のみです。
V7.2 サービスパック15の機能
- SOME/IP – AUTOSARファイルの車載イーサネットモニタリング
- AUTOSAR – ARXMLファイルIDのフルクラスタパス表示
- UDS on FlexRayフラッシュのサポート – INCA-ProFでのISO FlexRay TP
- スルーイング – 複数のスルーレンジを定義可能
- CDM – データ交換ファイルはグループごとに個別に書き込まれます
- COM-API – テスト設定のサポート
- EATB – 新しいソフトウェアとINCAとの接続
- ES886 – キャプチャおよび内部傍受用の接続増加
- EIP – デフォルトラスターのサポート
- ETK – ツール
- INCA-SIP – 変数指定およびフィルタリン用のユーザー設定可能なソフトウェアフック
- INCA-MIPとINCA-SIP – MATLAB 2019Bのサポート
- Windows® 7でのINCAのメンテナンス終了
V7.2 サービスパック14の機能
- XCP:XCPプロトコルによるAUTOSARシングルポインタメソッド
- AUTOSAR:ファイル構文の再解析
- 適合データマネージャ(CDM):"処理される変数(とファンクション)"リストの複数列表示
- データ型:64ビット整数データ型のサポート
- XCP:INCAのUDP送信元ポートの追加設定
- INCA-SIP:リモート制御
- INCA-SIP:モデル実行中の"Connect to INCA"の有効化
- INCAの実験環境における測定記録:MDA V8の新しいユーザーダイアログボックス
V7.2 サービスパック13の機能
- イーサネットモニタリング: AUTOSAR COMベースのPDUメッセージのキャプチャリングとタッピングを実現
- XCP: IPv6 のサポート
- 実験環境: ワーキングページとリファレンスページの不用意な切り替え操作を防止
- 通信プロトコル: ASAP3 V3のコマンドをサポート
- VSD: ECUソフトウェアの更新時にラスタ割り当てを一括更新
- データベースマネージャ: 不要なファイルをクリーンアップ
- XCP V1.4: パックドモードのDAQリストをサポートし、イーサネットコントローラへの割り込み回数の削減やイベント周期の短縮が可能に
- 実験環境: 複数ECUの扱いを効率化
- VN5610A: 車載イーサネットとBR-XETKをサポート
- ライセンスマネージャ: グレースモードに代わるコンティンジェントモードを導入
- コンティンジェントモード: ETASが推奨する INCAの運用方法
- INCA-SIP – INCA実験環境で、ワークスペース変数を使用、データディクショナリのサポート、参照モデルの計測変数を表示、 Stateflow®ブロックの基本機能をサポート
V7.2 SP12の新機能
- INCA – XCP-on-Ethernetにより20台までXCPデバイスを追加可能
- INCA – XDAファイル書き込み機能の強化
- FETK – ES891のシリアル番号とエイリアス名によるマッピング
- VSD – プリセットラスタの表示
- CDM – リミテッドエミュレーションRAMを考慮したコピーアクション
- ProF – 空白文字を含むパスと8.3形式ではないパスフォーマットをサポート
- 適合エディタ – MS Excelからの値のコピー
- エディタ – ビットエディタでのビット番号の10進数表記
- AUTOSAR – XCP-on-FlexRayがAUTOSAR V4.1、V4.2、V4.3xに対応
- XCP V1.4 – イーサネット用パケットアライメント (PACKET_ALIGNMENT_x)
- XCP V1.4 – DAQ開始/終了時の新しいエラーコード(ERR_TIMECORR_STATE_CHANGE)
- START_STOP_SYNCH コマンドの機能強化
- ASAP3 V3.0 – 新しい拡張コマンドのサポート
- INCA-SIP –複数のリアルタイムモードをサポート
INCA V7.2サービスパック11
- ETASライセンスサーバが11.11.1 から 11.15.1にアップグレード
- VSD – 未選択変数用フィルタ
- VSD – 列ソート機能
- XETK – ラスタチェックの詳細表示(Distab 13)
- FETK – エイリアス名のサポート
- ES582/ES584 – エイリアス名のサポート
- EIP – 最大64キロバイト(8バイト)の配列をサポート
- EIP – E-TARGETで扱えるラスタごとの測定変数は最大15,000
- CDM – インラインエディタによるデータ比較
- XCP V1.3 – 時刻相関/時刻同期
- MCE – XETK/FETKのマッピングを視覚化
- AUTOSAR – コンテナI-PDUに対応したCAN/CAN-FD/FlexRayモニタリング
- INCA-MIP & INCA-SIP – MATLAB 2018Bをサポート
- AUTOSAR – FlexRay モニタリングがAUTOSAR V3.2.xに対応
- SUPPORTシェル – “Support” シェルがお客様に特化したサポートを表示
INCA V7.2サービスパック10
- COM API:CUBE_4へのリモートアクセス
- CAN FDメッセージエディタ – 新機能
- CAN/CAN FD/FlexRayディスプレイ – AUTOSAR更新ビットに対応
- PROF:CAN FD/DoIPによるフラッシュ書き込み用に最大64Kバイトのメッセージをサポート
- ETK – オフラインモードでETKインターフェースの選択が可能
- 複合エディタ – 配列をサポート
- ポーリングモード – 新しい測定オプション
- XCP:AML V1.4/V1.5のサポート
- INCA VOICE_RECORDERアドオンが音声によるコメント入力に対応
INCA V7.2サービスパック9
- ASAP2 - OFFLINE_DATAのダウンロードの無効化
- ASAP2 - MDFファイルへのSYMBOL_LINK情報の保存
- COM-API - CUBOIDのサポート
- PRoF – 最大255メモリセグメントへのフラッシュ書き込み
- ECU/バスインターフェースモジュールES886 – INCA統合
- VNモジュールのCAN-FDサポート
INCA V7.2サービスパック8
機能一覧
- リミテッドエミュレーションRAM - Renesas RH850のオーバーレイRAMのサポート
- 64ビット整数型(実際の値は32ビットまで)をサポート
- COM-API – バスモニタリングをサポート
- AUTOSAR – CAN/CAN FD用多重化I-PDUモニタリングをサポート
- AUTOSAR – E2E通信保護対応のCAN/CAN FDモニタリング
- ハードウェア構造のエイリアス名を表示/編集
- 適合変数のアドレス重複チェック
- PRoF XCPフラッシング – 新規コマンドXCP_SET_TIMEOUT
- 「Add hardware device」ダイアログボックスでの検索
INCA V7.2サービスパック7
機能一覧
- レコーダ – 出力先バスの指定に変数を使用
- UDS on FlexRayによるフラッシュ書き込み – ファンクショナルリクエストの送信をサポート
- ES882 – INCAへの統合
- INCA-EIP - E-TargetインターフェースとしてES830をサポート
- INCA-MCE – ES922を用いたXCP on CAN FDのサポート
INCA V7.2サービスパック6
機能一覧
- ES720/ES820ドライブレコーダ用エクスポートファイルの最適化
- PROF-DoIP(Diagnostics over Internet Protocol)フラッシュ書き込みに完全対応
- CAN FDモニタリング-コンテナPDU(プロトコルデータユニット)
- CAN FDモニタリング-セキュアオンボードコミュニケーション(Secured I-PDU)
- ASAP3-実験環境内のデータ交換ファイルの読み取り
- 実験環境-開始処理中のプログレスバーの表示
- INCAオプション-COM APIまたはASAP3による取得・設定(GET / SET )
- CDM-出力ファイル名内の変数の使用をサポート
- “search for hardware”(SFH)機能の改良
- J2534ハードウェアの検索を無効化
- ES922-INCA統合
- ES584.1-INCA統合
- INCA-SIP-マスクパラメータのサポート
INCA V7.2サービスパック5
機能一覧
- ETKダイナミックエミュレーションモードで、異なるワーキングページとリファレンスページでの適合が可能に
- データベース: 参照されるデータセットのみをエクスポート
- MATLAB®/Simulink® インターフェース: 新バージョンへの対応と機能改善
- Service Pack Installer(サービスパックインストーラ)にINCA-TOUCHを追加
INCA V7.2サービスパック4
機能一覧
- レコーダを別の実験に再利用可能
- ES891/ES892モジュールによる、IEEE1588準拠の時刻同期
- INCAによる時刻同期の改良
- MATLAB®/Simulink®インターフェース-新しいバージョンのサポートと機能の拡張
INCA V7.2サービスパック3
機能一覧
- 変数選択ダイアログボックスのフィルタ機能で新しいLABフォーマットをサポート
- ASAP3による、INCAオプションの取得・設定とステートの取得
- ProFによるDiagnostic over IP(DoIP)フラッシングのサポート
- マルチラスタ-XCPとCCPをサポート
- Key Variable List(主要変数リスト)がブラックリストとして使用可能に
- ASAP2コンテナが構造化されたZIPコンテナの形式でECUディスクリプションファイルを転送
- Service Packインストーラでダウングレードが可能に
INCA V7.2サービスパック2
機能一覧
- 主要変数リスト
- レコーダコンフィギュレーションの改善
- マルチラスタ – 一部のラスタがデータを送信していなくても計測値を更新
- ETASハードウェアのIPアドレスの競合を解消
- FlexRayデータをAUTOSAR R4.1/R4.2ディスクリプションファイルからインポート
- VN7610ハードウェアのサポート
INCA V7.2サービスパック1
機能一覧
- COM-API – 32ビットおよび64ビットのクライアントをサポート
- 変数選択ダイアログボックス(VSD) – 実験のツリーにファンクションリストを追加
- INCA-MCE - 計測・適合組み込み(INCA-MCE)
- FETKをサポート
- 変数選択ダイアログボックス
- XCP – Ethernet上のスレーブ検出
- XCP – ODT最適化および計測データの一貫性チェック
利点
- 新しいFETK インターフェースにより、何万個ものECU信号を高いサンプリングレートで収集
- 新しいES89x ECU/バスインターフェースモジュールにより、複数のFETK搭載ECUと車載バス(CAN、CAN FD、LIN、またはFlexRay)に同時に接続
- Windowsインストーラを使用して、INCAの自動インストールを容易に一元管理
- Windows 10のサポート
ETAS INCA製品ファミリのフレキシブルなソフトウェアツールは、電子制御装置(ECU)の適合と診断、およびECU計測データの記録を行うように作られています。バージョン7.1以降、INCAの進化と共にリリースされた新機能はサービスパックという形で年に4回のペースで提供されてきましたが、INCA V7.2にはそれらの機能がすべて含まれています。この新バージョンは、Microsoft Windows® Vista*とWindows® 7、8、および8.1オペレーティングシステムだけでなく、Windows® 10もサポートしています。
* INCA V7.2 Service Pack 4までをサポート
大量のECUデータを記録
高性能な制御装置に対し、新しいES891/ES892インターフェースモジュールとETAS FETK-T インターフェースを INCA V7.2と共に使用すると、高いサンプリングレートでデータを記録できます。計測を進めながらECUから同時に56,000余の各種変数を記録できるようになりました。
INCA V7.1サービスパック10
機能一覧
- ProFによるフラッシュプログラミング – バイナリデータの読み書き
- CAN FD – ISOモード / non-ISOモードの切り替え
- XCP V1.3に対応
- XCP -ダイナミックDAQリストを用いたクイックスタート時にもレジュームモードをサポート
- 新製品「ES892 ECU/バスインターフェースモジュール」に対応
- 演算シグナル(INCA/MDA)- 信号値分析用の新しい演算式を追加
- MDA - 変数選択ダイアログボックスに新しい変数フィルタを追加
INCA V7.1サービスパック9
機能一覧
- ポーリングモードによる計測
- J1939 - 拡張マルチプレクサシグナルをサポート
- J1939 - メッセージビューア・エディタの改良
- ASAP2 V1.7のトランスフォーマコンセプトに対応
- ASAP2 V1.7 / CDF V2.1のMODEL_LINKキーワードに対応
- ES891をサポート
INCA V7.1サービスパック8
機能一覧
- ODX V2.2をサポート
- LIN V2.2およびSAE-J2602をサポート
- CAN-FD - フラッシュ書込み時のCANメッセージ送信に任意のCAN-IDを使用可能
- 新しいASAP3サービスにより、クライアントはツールセットアップ情報の読取りが可能
- EE - EEのアクティブラベルの表示が向上
- J1939モニタリング - 250kBaudおよび500kBaudをサポート
- INCAでGNSS計測装置をサポート
INCA V7.1サービスパック7
機能一覧
- J1939 モニタリング
- CAN-FD モニタリング
- XCP on CAN-FD
- UDS on CAN-FD
- ASAP3 – 低周期CANモニタリング信号のサポートが向上
- YTオシロスコープではデジタル信号のY軸名とシグナルカーブが明確に相関
INCA V7.1サービスパック6
機能一覧
- バイナリーフォーマットで表示される計測値の読みやすさを向上
- INCA-MCEへの変数追加は1ステップで簡単
- データベースマネージャのExperimentビューにINCA-MCEコンフィギュレーションも表示
- CAN定義を含むAUTOSARディスクリプションファイルV4.1をサポート
- 新しいオシロスコープではフォントサイズを変更可能
- 範囲外のIPアドレスをIPマネージャが検知
- 「search for hardware」のアクティブツールサポート
INCA V7.1サービスパック5
機能一覧
- サービスパックインストーラが多言語をサポート
- バイナリーフォーマットで表示される計測値の読みやすさを向上
- MDFファイルのデータ圧縮および標準インデキシング
- CAN FDをサポート
- XCP V1.2 on CAN FDおよびXCP V1.2 on Ethernet
- XCP – トランスポートパラメータをオーバーライド
- S19ファイルのS6レコード型をサポート
- ES581.4 USB CANバスインターフェースをサポート
- 改良されたMATLAB®インターフェース
- 改良されたSimulink® integrationパッケージ
INCA V7.1サービスパック4
機能一覧
- リモート適合のパフォーマンスが向上
- ECUプロジェクトのインポート/エクスポート処理中に適合ラベルの境界値をチェック
- ES583 FlexRayインターフェースUSBモジュールをサポート
- INCA-MCE: ダイナミックエミュレーションRAMモードをサポート
INCA V7.1サービスパック3
機能一覧
INCA V7.1サービスパック2
機能一覧
- Windows 8をサポート
- 新しいASAP3コマンドをサポート: EXTENDED GET/SET PARAMETER
- パラメータ比較: 新しい耐性比較モード
- 実験環境の変数検索機能が向上
- ES581.4 USB CANバスインターフェースのマルチクライアントサポート
- ECUフラッシュメモリ書込み中に任意のCAN IDによりCANメッセージを送信
- 新しいProFスクリプトコマンドで変数をビット単位で比較
INCA V7.1サービスパック1
機能一覧
- XCP on Ethernetを使用したECUフラッシュ書込み
- XCPを使用したフラッシュ書込み: PROGRAM_CLEARコマンドにはタイムアウトを設定可能
- エミュレーションRAMが限られているECUの最適化
- ODX-LINK: World-Wide Harmonized On-Board Diagnostics(WWH-OBD、ISO 27145)を新たにサポート
大規模なECUプロジェクトの高速処理を支援
- マルチコアPCの計算能力をフルに活用
- 表示オプションが強化された新しい高性能のオシロスコープ
- 実験を継続しながら適合データを比較
- GPSデータに基づき、路上試験のルートを計測データアナライザ(MDA) でグラフィカルに表示
- INCA-EIP で複数のラピッドプロトタイピングモジュールを同時に利用
- ETAS小型ハードウェアモジュールES415およびES930をサポート
ETAS INCAは、計測・適合タスクの大部分に対応できる製品として、世界中で第一候補に挙がる製品です。たとえ非常に複雑な制御システムを扱う現場でも、ETASの統合計測・ECU適合・診断環境の新バージョンINCA V7.1が日々の作業を迅速化します。
INCA V7.1ではシステムパフォーマンスが向上しました。INCA V7.1を使用すれば、大量の計測・適合パラメータを使用するECUプロジェクトも迅速に処理できます。大規模な実験も明らかに短時間で開始できるようになりました。さらに、変数選択ダイアログボックスを開く操作も作業操作も、非常に手早く行えるようになりました。
データを取得する時には、INCA V7.1はマルチコアPCの使用可能なすべてのプロセッサカーネルを利用します。新しいINCAオシロスコープの表示はPCのグラフィックアダプタにより操作されるので、メインプロセッサには負荷がかかりません。記録中に計測ファイルにインデックスを付けることができるので、適切なデータをMDAで開いて作業する処理をかなり高速化できます。
新しいバージョン7.0には、さまざまな革新的機能や強化機能が加わっただけでなく、ツールの効率やパフォーマンスも改善されています。また、INCA V7.0は、ツールやデータをお客様の開発環境に統合できる新しい可能性をもたらしました。
標準規格とオープンインターフェース
開発環境にシームレスに統合するため、INCAには数多くのオープンインターフェースが付いてきます。INCA V7.0は、計測データ交換用の新しい仕様ASAM MDF4、ASAM標準MCD-2 MC(計測システムやキャリブレーションシステム用のECUの解説)、MCD-3 MC(テストベンチインターフェース)に準拠しています。現在INCA V7.0は、ASAM MCD-3 MC V2.2仕様準拠でテストベンチ上の自動化や自動最適化との並列接続をサポートしている唯一の市販ツールです。