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LABCAR-MODEL-ICE(HiLテスト用の内燃機関シミュレーションモデル)

LABCAR-MODEL-ICE(内燃機関)はディーゼル、ガソリン、およびCNGエンジンをモデリングします。燃料系統、空気系統、燃焼方式、排ガス処理など、最新のあらゆるエンジンテクノロジーに対応しています。

LABCAR-MODEL-ICEはSimulink®で実装されているので、すべてのモデルパラメータは自由にアクセス可能で、モデルコンポーネントの交換も可能です。基本的な機能コンポーネントはSimulinkのS-Functionにより統合されています。これらのコンポーネントはコンパイル済みの形で提供されます。

LABCAR-MODEL-ICEは各種サブシステムに分かれていて、そのそれぞれにいくつかのバリアントがあります。LABCAR-MODEL-VVTBシミュレーション環境(HiLテスト用の仮想車両テストベンチシミュレーションモデル)と一緒に、Drivetrain(ドライブトレイン)、Driver(ドライバー)、Environment(環境)、Driving Dynamics(ドライビングダイナミクス)の各システムも使用可能です。

では、エンジン関連のサブシステムについてさらに詳しく説明します。

  • 燃料系統: このモデルは吸気マニホールド噴射式と直接噴射式の両方のシステムに対応できます。対応するコンポーネント(ポンプ、タンク、レール、インジェクションバルブ)は、マップベースのモデルと物理モデルの組み合わせにより表現されます。
  • 燃焼方式(シリンダ): トルク、熱の推移、およびガスの組成は平均値アプローチを使用して算出されます。すべてのインジェクション信号およびイグニッション信号は次のエンジン回転時にシリンダごとに順次記録されて処理されます。可変バルブタイミングおよびカムシャフトタイミング制御によるシリンダ充填計算の修正に対応しています。。ノックの可能性および振幅も必要に応じて算出されます。冷却系統は水冷式と油冷式に分類され、ヒートフローを通じてシリンダモデルと双方向 で接続されます。
  • 空気および排気系統: チューブ、スロットル、EGRバルブ、多段式ターボチャージャ、および広く用いられているあらゆる触媒コンバータなどのコンポーネントは、気体および温度の力学に関して物理的に表現されますが、マップを使用すると、特定の挙動を他とは切り離してパラメータ化することができます。