成果物は全て、プログラムコードの自動生成といった後続の工程に用いる事が出来ます。
SCODEメソッド

SCODEメソッドは、システムの表示と分析を容易に行うことのできる、3つのステップからなる反復プロセスです。このプロセスでは、1つの問題をそれぞれ独立的に解決できる小問題に分け、それらの小問題の解を使用して元の問題の解決を図ります。SCODE-ANALYZERはこのプロセスの案内役となってユーザーを積極的にサポートします。
ステップ1 – プロブレムスペースを定義する
第1ステップでは、 システムまたはシステムに変化をもたらす可能性のある環境(たとえば、ユーザーの介入や、センサから得られる測定結果など)のあらゆる側面を考慮に入れて、プロブレムスペースを定義します。生じる変化(変数や信号の変更など)は、すべて出力と見なされます。

ステップ2 – モードを定義する
第2ステップでは、有効なシステムモードと無効なシステムモードを記述します。ファンクション開発者は、ディメンションごとに選択されたオプションを組み合わせることによってモードを定義していきます。
異なる入力ディメンションの組み合わせから、同じ出力ディメンションを持つ組み合わせが作り出される可能性があります。つまり、いくつかの異なる入力が、全く同じ変化をシステムにもたらす場合があります。
SCODE-ANALYZERでは、すべての組み合わせが考慮されていることを確認して、いかなる例外も見過ごしがないようにサポートします。これにより、たとえば、開発当初は一部の要件しか定義されていなかったとしても、その後に予期せぬ出来事でコストが発生するといった事態を防ぐことができます。このソフトウェアはさらに、各プロブレムスペースの組み合わせがそれぞれ1つのモードにしか割り当てられていないこと、およびモードの定義同士が全くオーバーラップしていないことを確認します。